東京グルメは、俺のそば GINZA5で。

「俺のイタリアン」。
つい最近、普段キッチンに立たない配偶者が珍しく冷凍スパゲッティをチンしてもてなしてくれたときに、冒頭の言葉を言われた。正直、たかが冷凍スパゲッティで「俺のイタリアン」などとドヤ顔されても…と、かなり困惑のぽろちだったが、久々に料理を振舞ったということが配偶者の気持ちを大きくさせたのか、「俺のイタリアンはぁ~」と得意げに語ってきたのが正直引いた。これは全て、俺の株式会社の影響である。

配偶者が俺の株式会社に影響を受ける、一年以上も前。既に、俺の株式会社は、テレビ番組などのメディアで紹介され話題を呼んでいたようだ。俺の株式会社は、様々な種類のレストランを経営している会社である。そのラインナップは、俺のイタリアン、俺のフレンチ、俺のスパニッシュを始め、ユニークなモノだと俺のだし(おでん)、俺の揚子江(中華)など多岐にわたっている。’俺の’にすっかり影響された配偶者にぽろちは説得され、今もなお食べログで高得点を獲得している俺の〜シリーズの"俺のそば GINZA 5"に向かった。


地下鉄銀座駅C1出口直結、GINZA 5ビルの地下にあたる場所にそのお店はある。

口コミはかなり良いため、開店と同時に人が殺到するだろうと考え、ぽろちと配偶者は開店11時の10分前にスタンバイ。しかし、お客さんは皆無だった。取材のため写真撮影していると、開店作業していた店長さんと目が合い、何とも言えない空気になった。あまりに気まずいので、ひとまずぽろちと配偶者は地上へ退散。話題の店のためなら、何時間でも並ぶ街、東京のはず。しかし、俺のそばには行列がない。この店はその価値が無いのだろうか…。ぽろちと配偶者は、焦りを隠せないし、ぽろちは東京の暑さにすっかりやられ、脇汗と格闘中だった。

わざと開店から5分ほどやりすごし、意を決して入店。すると、すでに20人ほどの列ができているではないか!一体彼らはどこから現れたというのだろう。あっけにとられつつも、慌てて行列に並ぶぽろちと配偶者。

お店のシステムは至ってシンプルで、ほぼセルフサービスにとても近い。おぼんを取り、お水を自分で入れて、順番に自分の食べたいそばのメニューを調理場のスタッフに伝え、そばとつゆを受け取り、そこで会計。非常にスピーディーだ。おそばを受け取る場所には生卵サービススポットが隠れているので、忘れずにゲットしよう。


店の中はシックにまとまっており、音楽もお洒落である。席は立ち食いスタイル。椅子席もちらほらあるものの、ほとんどの席は立ち食い用である。回りを見ると確かにサラリーマンが多く、立ち食いを物ともしない勢いである。

では、早速"俺のそば"を頂くとしよう。ぽろちは、人気ナンバー2の、俺の鶏そばをチョイス。


写真では伝わらないかもしれないが、お蕎麦の量がかなり多い。加えてぽろちが苦手とする麺の種類、田舎そばだ。おさまったはずの脇汗がまた噴出しそうになるが、まずはお蕎麦の決め手のつゆをいただく。


つゆにはラー油とごまがたっぷり入っており、唐辛子がよく効いている。また、鶏そばなので、無造作に鶏がダイブしていた。最初の一口は、まあ、変わったお蕎麦だが、まあまあおいしいかな…という感想だった。しかし、箸を進めれば進めるほど、つらくなる。つゆがくどいのと、麺にボリュームがありすぎる上にコシが何もないからだ。なんというか…おいしくない。俺のそばと言ってる割に、そばに全く気合が感じられないのだ。今回は俺の鶏そばを注文したからまだいいものの、俺のもりそばを注文していた場合、ぽろちは撃沈してただろう。かろうじて鶏そばはラー油でカバーできているからいいものの、もりそばの場合、生気が感じられないボリューム満点のお蕎麦を食べ続けるのは、拷問に近いものがある。もりそばは、麺が命だ。

配偶者は、人気ナンバーワンの、俺の肉そばをオーダー。


こちらもぽろちのつゆと同様、ラー油が入っている。器が黒いので、食べてみるまでラー油が入っていることに気がつかない。なので、始めの一口を食べた瞬間に、あっ、と驚くという感覚が配偶者には楽しかったようだ。配偶者が力説するには、食べていくうちに、麺にふんだんに降り掛かっている胡麻とノリがつゆに混じり、最後に生卵を落とす頃には、最高のスープに変身しているとのこと。配偶者はこのつゆをとても気に入っていた。最後に、備え付けのそば湯を入れてご馳走様。麺に関してはぽろちと同じ感想を持ったそうである。男性にとってもなかなか量が多いのも少々難点である。

まわりのサラリーマンたちは、このそばに加えて、天丼も豪快にほおばっている。日本の将来は彼らに任せることにして、配偶者とぽろちは座れる場所を求めて早々に退散。

俺のそば GINZA5、変わり種そばとしてはとても面白い。スタッフたちの創意工夫をとても感じるそばである。友人にも面白いから一度は食べてみたら?と紹介はしてみたい気持ちにはなったのだが、また行きたいか、と聞かれると…である。

★★☆☆☆(2/5)
Previous
Next Post »
0 Comment

匿名でのコメントには、お返事できないこともありますので、御了承ください。

自分の写真

スコットランドのエディンバラ在住の夫婦、ぽろちと配偶者です。 エディンバラでの生活などを中心に紹介しています。 趣味はポテトを食べる事です。