今更ハッピーハロウィン。

夏が終わり徐々に秋が深まり始めた頃、ハロウィンが近づいてくる。今でこそ日本でも10月31日は皆思い思いに仮装して夜の街を練り歩くという文化が浸透しているが、もはや我々の認識ではハロウィン=仮装もしくはコスプレ。ぽろちと配偶者は今までハロウィンに縁遠く、強いて言うならカボチャのお菓子を食べることぐらいしかしたことがない。しかしつい1ヶ月程前、買い物帰りにNational Gallery of Scotlandの前でとある男性から、一通のポスターをもらったことで、ぽろちと配偶者のハロウィンが幕を開けた。


そもそも本来のハロウィンの起源は、紀元前、現在のアイルランドやイギリス、フランス北部にいた民族ケルト人にまで遡る。ケルトの暦では、ハロウィンである10月31日は1年の終わりであり、11月1日を新年としていた。この日を"Samhuinn"(サムハイン)と呼び、11月1日から半年を冬、10月31日までを夏と考えていたらしい。サムハインは死者の祭りであり、この夜は死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていたが、同時に魔女等の有害な霊も出てくる可能性があったため、仮装や仮面を被り、魔除けのため焚き火をしていたようだ。

これに因み31日の夜にくりぬいたカボチャの中に蝋燭を立てた「ジャック・オー・ランタン」を作り、現在の文化が始まったとされる。ちなみにお目にかかったことはないが、スコットランドではカボチャの代わりにカブの一種ルタバカを用いてジャック・オー・ランタンを作るそうだ。


うんちくはこの辺にして、10月31日の午後9時。「毎年エディンバラではサムハインのイベントがある」と、とある男性からもらったポスターを頼りに、ぽろちと配偶者はエディンバラ城のお膝元、ロイヤルマイルの教会前にいた。エディンバラのメインストリート、プリンセス・ストリートは閑散としていたが、ロイヤルマイルは既に人で溢れていた。


ぽろちと配偶者は軽く記念撮影等して余裕を醸し出していたが、大きな音とお経のような謎の歌が鳴り響いた途端、一斉に行列が練り歩き始めた。混雑していて何が何だかわから無いまま自由を奪われ、人の波に身を委ねるぽろちと配偶者。おそらく死者の霊に扮した人たちが、たいまつの炎を持って行進しているのは理解できたが、あとは何をしているのかさっぱりだ。周囲は奇声を上げたり、盛り上がったりしており、何が楽しいのかわからず、困惑してしまった。


かろうじて写真は撮ったものの、イベントの詳細を鮮明にお伝えできず申し訳ない。我々がこのイベントを「伝える」という使命を果たすことがかなわず、人の波の中で息絶えたことだけはお分かりいただけるだろう。非常に悔しい結果となってしまった。

そういうわけで、ぽろちと配偶者の初のハロウィンは、何がなんだか分からないまま、人の波に流され潰されるという形に終わってしまったのであった。

このまま終わるのは大変申し訳ないので、ぽろちと配偶者の渾身の作品「ジャック ・オー・ランタン」を披露したいと思う。大変苦労したが、初めてにしてはなかなかの出来映えだと自画自賛している。


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スコットランドのエディンバラ在住の夫婦、ぽろちと配偶者です。 エディンバラでの生活などを中心に紹介しています。 趣味はポテトを食べる事です。